2つのタイプがあります包茎矯正器具について
仮性包茎を改善するための様々な商品について解説します。
使用することによってどのような結果が得られるのか、商品(包茎矯正器具)はどのようにジャンル分けされるのかなどについてまずは確認していきましょう。
仮性向け・真性向けに大分される
包茎を矯正・改善するための商品は「包茎矯正器具」と呼ばれています。
大きく分けると、包皮の入り口を広げる器具などの「真性包茎向け」のものと、剥き癖を付けるためのリングやテープといった「仮性包茎向け」のものがあります。
どのような商品なのか、実際に販売されている器具を参考に確認していきましょう。
真性包茎向け|包皮入口を広げる矯正器具
真性包茎向けの矯正器具では「ムケル君」「キトー君」が有名です。
ピンセットのような形状をしており、毎日少しずつ包皮の入口を広げ、剥けを促します。
実際に同商品で改善したという口コミも見られ、「手術するほどではないが、改善していきたい」とお考えの方にマッチしそうです。
ただし、無理に剥くのは嵌頓包茎化や包皮が裂ける等のリスクがありますので、力任せに使用するのは絶対にやめましょう。
なお、こちらの商品のお値段は1万円~と、少々お高めです。
仮性向け|包皮の剥き癖を付ける矯正器具
包皮をゴムやシリコン製のリングで固定し、剥き癖を付ける矯正器具です。
最近ではジェル・テープといった形状の商品も存在しており、ご自身の好みや肌の状態、予算等に合わせて選択することができます。
また、使用中は亀頭が包皮の外に晒されている状態となるため早漏改善にも繋がる可能性があります。
ただし、肌に合わない・アレルギーの発症等の恐れがありますので、少しでも違和感があればすぐに利用を停止してください。
お値段は比較的リーズナブル(1,000円~)な上、Amazonや楽天等のECサイトでも購入できます。
改善の可能性はある?
包茎のデメリットとして「臭い」「早漏」がよく挙げられますが、常に剥けている状態がキープできるようになれば、包茎手術までは必要ありません。
陰茎は性的興奮によって大きくなったり小さくなったりしますので、亀頭を包む「包皮」は、大変柔らかく伸縮性を持っています。
この特性を生かし“矯正器具によって剥き癖を付ける”というのは確かに一つの選択肢です。
しかしながら、実際に剥き癖を付けるというのは現実的ではありません。
包皮を切除する訳ではありませんので、いずれは戻ってしまいます。
矯正器具によるトラブルも
矯正器具で使用方法を間違えると、大きなトラブルに発展する可能性があります。
例えば、
- リングが包皮に巻き付いてしまい、嵌頓包茎になってしまった
- ネット通販で購入したクリームを塗ったら色素脱出を起こしてしまった
- ジェル又はテープによって包皮がただれてしまった
などのトラブルが確認されています。
また、根元で皮を抑えるタイプ(リング形状のもの)の場合、常に包皮を引っ張っているわけですから、包皮が伸びる可能性も否定できません。
悪質なネット広告に注意
薬事法の改正によって、健康食品(サプリメントや青汁など)に関する悪質な広告はほとんど目にしなくなりました。
しかし、美容器具・化粧品類については、今もなお根拠の無い効果・効能を謳う悪質な広告を多く目にします。
「塗るだけで包茎を100%改善」「切らないでも包茎は治る」といった文言を目にしても、絶対に信じてはいけません。
根拠をしっかりと調べ、間違いないと思える商品だけ利用するようにしてください。
ただし、肌に合わない、痛い、違和感がある等の場合はすぐに使用を中止しましょう。